夏の注意事項
春が過ぎ、暑い夏になりました。
熱中症になり、来院する症例も増えてきました。倒れて来院する重傷例や食欲不振、胃腸障害等の軽い症状で来院する場合もあります。ぜひ、暑さ対策をお願いします。
○室内飼育の場合:できれば、24時間エアコンを入れた状態が良いと思います。ただし、犬や猫の生活空間は地面すれすれの下層のため、冷やし過ぎによる体調不良になりやすいので、28度くらいを目安にエアコンの温度設定をお願いします。
エアコンを入れない場合は、必ず風通しの良い日差しが入らない部屋で、たっぷりの水を常備してください。食欲は落ち気味になるので、こまめに食事を与えると良いと思います。
○室外飼育の場合:直射日光が当たらない場所で必ず飼育してください。それから風が通るかどうかも重要です。風通しが悪ければ、壁付けの扇風機も有効です。ぜひ設置してあげてください。それとたっぷりの水を常備してください。熱中症対策としては水分を十分補給できるかどうかが重要です。食欲減退の場合は、嗜好性を増す缶詰等を混ぜてフードを与えると良いと思います。
色々な病気予防について
暖かくなってくると、蚊やノミやマダニなどが出てきます。怖いフィラリア症やノミアレルギーを予防する薬が動物病院にあります。
また、花粉やカビ、ハウスダストマイトによるアレルギー疾患が増えてきます。大事なペットの痒みや皮膚炎が見つかりましたら、早めの来院をお願いします。